せとうちスタイル Vol.3

特集
おいしいのそばには、すてきな風景がある
〜豊島・淡路島・生口島〜

瀬戸内を何回か旅すると、一つひとつの島がそれぞれ違う表情を
持っていることに気づきます。
それぞれの島の表情をつくりだしているのは、島の営み。
レモンの島やオリーブの島、採石の島に、漁業の島、
お米をつくっている島もあれば、ミカンを育てている島もあります。
人が暮らし、生きている、瀬戸内の島ならではの暮らしの風景です。

瀬戸内の食を求めて旅した先には、海と島が育んだものと
そこで暮らし、生きる人たち。
そして、美しい風景が待っていました。

Editor’s Note

料理にも表情がある。
今回の取材で感じたことです。
島のお母さんたちと、料理をつくって、
食べて、感じたこと。
一緒に料理をつくると、いろいろなことを話します。
魚をさばきながら、その魚がどこでとれたのか。
野菜の皮をむきながら、誰が育てたのか。
たくさん教えてもらいます。
一緒に食卓を囲むと、ついつい会話が弾んで、
お母さんやご家族の島での暮らしはもちろん、
島の歴史や文化についても
話していたり。
いただきますと、ごちそうさまを繰り返しながら、
旅した瀬戸内の島々。
ひとつ一つの料理の向こうに、
島のお母さんたちの笑顔と、
島の営みの風景がありました。

おいしい瀬戸内、探しにいきませんか。

せとうちスタイル編集長
山本政子